熱中症になってしまったら？
おはようございます。カリスフィットの田中です。
暑い日が続いておりますが、皆さん体調は大丈夫ですか？熱中症になってしまっている方もたくさんいらっしゃいます。自分も先日、熱中症で体調を崩してしまいました、、、
一度熱中症になってしまい、正しい処置ができないと、生活にも支障が出てしまい回復にも数日かかってしまうことも、、、
また、重症化してしまうと、取り返しのつかないことにも、、、
今回は熱中症になってしまったときの正しい処置の方法を解説していきます。
熱中症はなぜ起こる？
人の体温は、深部温度(内臓や脳の温度)を約３７度前後に保つように出来ています。しかし、外気温や湿度が高い環境では、発汗や皮膚血流による放熱が追い付かなくなり、体温が上昇します。この時、体内の水分、塩分が失われ、脳や筋肉、内臓の働きが低下します。
発症の主な原因は以下の３つです
１.高温環境：炎天下や高温多湿の室内
２.脱水：発汗による水分、電解質の不足
３.体温調節機能の限界：長時間の運動や作業、加齢、病気などによる調節機能の低下
危険度のレベル
熱中症は軽症から重症まで段階があります。放置すれば短時間で悪化するため、レベルごとに対応を変える必要があります。
レベル1（軽度）
・めまい、立ちくらみ
・筋肉のこむら返り
・発汗が続く、軽い吐き気
対応：涼しい場所に移動、水分、塩分補給、安静
レベル２(中等度)
・頭痛、強い吐き気、嘔吐
・倦怠感、集中力低下
・体温が上昇(３８℃以上)
対応：医療機関の受診を推奨。身体をしっかりと冷やし、水分、塩分をなるべくたくさん摂る。
レベル3(重度)
・意識障害(応答が遅い、呼びかけに反応しない)
・けいれん
・歩行困難
４０℃近い体温
対応：救急者を呼ぶ。応急処置で徹底的に冷却。
熱中症になってしまったときの正しい対処法
①涼しい場所へ移動
・日陰や冷房の効いている場所へ
・風通しを確保し、服をゆるめる
②身体を冷やす
・首、わきの下、太ももの付け根(大動脈が通る部分)を保冷剤や濡れタオルで冷却
・水をかけてうちわや扇風機で送風すると効果的
③水分、塩分の補給
・意識がはっきりしていれば、経口保水液やスポーツドリンクを少しずつ飲ませる
・水だけだと血中の塩分濃度が薄まり、症状が悪化する場合があるので注意
④意識が無い、飲めない場合は即１１９
・無理に飲ませると誤嚥の危険がある
・医療機関での点滴や集中管理が必要
予防が最大の対策
・気温、湿度が高い日は無理をしない
・こまめに水分と塩分補給(喉が渇く前に)
・屋外活動時は日陰や休憩を活用
・室内でも熱中症は起こる為、エアコンや扇風機を適切に活用
まとめ
熱中症は予防が第一ですが、発症してしまったら迅速な判断と対処が命を守ります。軽度の段階で気づければ回復も早く、重症化を防げます。
これからも暑い日が続きます。常に体調に気を使い、元気に夏を乗り越えましょう。
