タバコは筋肉に良いの?悪いの?喫煙が身体に与える影響を徹底解説!!

喫煙がトレーニングに与える影響
タバコは筋トレに良い?悪いのか?
まずタバコは筋トレに良いか、悪いのか?実はタバコはそこまで悪くないんです。
それはなぜなのか、意外にもタバコにも良い点もあるということがわかっています。タバコの良い点とは何か。
それはタバコのニコチンです。
タバコに含まれるニコチンにはアロマターゼという酵素を抑えてくれる作用があるんです。このアロマターゼとはいったい何かといいますと、女性ホルモンを増やすという酵素なんです。
アロマターゼが女性ホルモンを増やすということは、ニコチンを摂るとアロマターゼを抑えるため、女性ホルモンは減ります。そして、女性ホルモンが減っていくと、男性ホルモンが増えていくのです。タバコを吸ってニコチンを摂ることで、男性ホルモンが増えるという可能性もあるということがわかります。
そしてニコチンの作用として、脳のある受容体に結び付くということがわかっています。脳の中の神経伝達物質でアセチルコリンというものが存在しています。そのアセチルコリという神経伝達物質を受け入れる受容体があり、その受容体には、タバコに含まれるニコチンも結びつくんです。
アセチルコリンが脳の受容体に結びつくんですが、代わりにニコチンが受容体に結び付くとどうなるかというと、頭の中がすっきりし、目が覚めるような感覚になり覚醒作用が起こります。
タバコを吸うと頭がすっきりするということはそれになります。
こういった面から言いますと、筋トレには良い作用もあるということがわかります。
タバコは筋トレにダメな理由
タバコが筋トレに良い理由とは逆に、次はダメな理由についても考えていきましょう。
まずタバコを吸うと、運動など走ったりするとよく息が上がりやすいと聞いたことはありませんか?
それはタバコの中の成分が体内に存在するヘモグロビンと結びついてしまうのです。そのヘモグロビンと結びついてしまうと、ヘモグロビンが酸素を運び込むということができなくなってしまうのです。
酸素を体中に運びこむということができなくなってしまうと、筋肉は当然、酸素不足になってしまいます。
そうなると筋肉が正常に働かなくなり、トレーニングが上手くできなくなってしまいます。
タバコを吸っていて、すぐに息が上がってしまう、トレーニングをしていても息が上がってトレーニングができなくなる。
そいったことが大きな問題になってしまうのです。
血管、血液に与える影響
喫煙するとタバコから体内に摂取されるのは、一酸化炭素とニコチンです。
一酸化炭素とニコチンは血液をドロドロにしてしまう作用があります。
さらにそれと同時に動脈が細くなるという作用もあります。その為、血液のめぐりが悪くなってしまうのです。
例えば、アミノ酸や、BCAAやEAAなどといった栄養素を摂り入れるときなど、吸収の時間が遅くなってしまう理由にもなってしまいます。このように消化・吸収スピードが本来のスピードから遅くなってしまうと、健康にも影響されてしまう場合もあります。
そして筋肉を動かす際に、必要となるのが酸素です。酸素はを阻害するのが活性酸素であり、そうなると血中酸素濃度が低くなってしまう場合があり、そこからトレーニング中のにパワーが出にくくなったり、筋肉痛など疲労回復のスピードが遅くなってしまうため、トレーニングタバコォーマンスにも影響が出てくることもあります。
血管と血液に悪影響を及ぼしますが、心臓にもタバコは影響していきます。
人間の安静時の心拍数が上がってしまいます。心拍数がどれだけ上がるのかということには、その人がたばこを吸っている歴だったり、本数などによって変わってきます。
心拍数が上がると、酸素の供給量もかなり減ってしまいます。そうすると疲れてきたり、重たいものが持てなくなったり、筋持久力にも影響されてしまいます。
活性酸素を増やしてしまう
バコは活性酸素を増やしてしまいます。
ただ普通にタバコを吸っていない人がトレーニングをしていても、酸素をたくさん取り込むため活性酸素というものは自然と増えてしまいます。けれども、たばこを吸うことによって、その活性酸素というものはさらに沢山発生してしまうのです。
そうするとどうなるのか。DNA遺伝子が傷を受けてしまい、いろいろと病気の原因にもなってしまうのです。
例えば、ガンでいうとタバコは口から気管支にかけてのガンが増えることが分かっています。
そういった健康面からいってもあまり良くはないということがあります。そのためタバコを吸っている方はやめたほうが健康にもいいですし、トレーニングをハードに行うためにもタバコはやめておいたほうが良いということになります。
トレーニングのため、健康のためにもなるべくタバコはやめておきましょう。