マッチョは暑がり？
7こんにちは。パーソナルトレーナーの前田です。
今回は筋トレをしていて身体に起こる影響のほんの一部分をご紹介していきます。
マッチョは暑がり？？？
筋肉量と暑がりとでは関係性はあるのか。筋肉量が多いと、体内から出てくる発熱量は多くなります。筋肉は身体を動かしていない時も熱を出しています。この熱を生み出していることによって体温が維持されています。
筋肉量が増えると１日の基礎代謝も上がります。エネルギー消費の量も増える為、１日ベッドで寝ている日でも、トレーニングしている人と、していない人では消費される量が違ってきますね。
ですが、暑い真夏に入ると周囲に影響を与えるほど熱を出す場合もあります。そこで筋肉が出した熱が、逆に体内の方へと向かってしまうと熱が体内に蓄積してしまい、オーバーヒートを起こしてしまいます。
身体の熱を身体の中にため込んでしまったり、外へと熱を放出させるのには、体の放熱効果に影響があります。身体の放熱効果が良ければ筋肉が作り出した熱を外へ逃がしてくれます。その為身体への影響は小さくなります。
この放熱効果が決まる要因は、血管にあります。寒くなると血管が収縮して、皮膚の表面の血管に血液が流れにくくなってしまいます。そこで筋肉から熱を吸収している血液は身体の中へと巡っていき、深部体温を維持するために使われていきます。このケースは冬の寒い時に起こります。逆に夏の場合は気温が上がり、皮膚の表面の血管が開き、皮膚表面の循環が良くなります。その為、身体に篭る熱を積極的に熱を外へと逃がすようになります。汗が夏になると多く出るのもそのためです。
筋肉量で左右されることに関しては、わかりやすい例ですと男性と女性の違いですとハッキリとわかると思います。基本的には女性は男性よりも筋肉量が少ない傾向にあります。
その為、女性の場合は暑さには強く、寒さには弱いという方が多いはずです。
筋肉の量に関係なしに「暑がり」というのはその人自身に問題があります。単純に暑さに強い弱いに関わります。育ちが北海道の方と沖縄の方で、身体の反応は同じ場所で過ごすと変わってくるでしょう。そういったことから筋肉の作り出した熱が外へと放出されるのが、必ずしも暑がりということではありません。
身体を鍛えている人は何故若く見えるのか
スポーツや筋トレなどで鍛えている人全員が若く見えるかどうかはハッキリしていません。ですが若く見える人にもポイントがあります。見映えだけでいうと、基本的に背筋が伸びている人は若く見えやすいように見えます。
歩いたり日常的な動作の中で綺麗な動きができていると、姿勢が悪い人に比べて若々しく見えます。
身体を鍛えている人は、高重力筋がうまく使えて、無理なく維持もできています。抗重力筋とは、地球の重力に逆らってバランスを保つ筋肉のことです。立っていたり、座っていたりするだけでも常に使われ、綺麗な姿勢を維持するために必要な筋肉です。部位的には背中の脊柱起立筋。お腹や腰、下半身についている、腹筋、大殿筋、大腿四頭筋、下腿三頭筋、腸腰筋などあります。反対に抗重力筋が弱っている人は、普通に立っているだけでも、下半身の疲労が早くきて膝が曲がってしまったり、背骨が曲がってしまい、高齢者のような姿勢になってしまいます。
ここまでは見た目について簡単に理由を紹介しました。
次は見た目ではなく、内面からによるものです。
身体の中では沢山のホルモンが臓器に働きかけています。そしてホルモンの活性をコントロールしているのです。若く見えたり、老けて見えるのはホルモンの働きと関係があると考えられます。ホルモンの分泌量が減少していることが、老化の原因としてみられています。
テストステロン
男性ホルモンとして、筋肉質な身体と骨格を構成させるために重要なホルモンになります。主な働きとしては筋肉の量を増やしたりパワーを生み出すことが多いです。このテストステロンというホルモンが少ないと、トレーニングを頑張っていても大きく筋肥大へは繋がりません。テストステロンというホルモンは、年を取ると共に現象しやすいため食事と生活習慣が意外に大切になります。食事は基本的にタンパク質を中心に摂れば良いなど大体はわかると思います。
生活習慣が関わってくるのには、具体的にストレスが影響してきます。ストレスによってテストステロンを分泌する脳の機能が低下しますと、分泌量も減っていきます。疲労が蓄積している状態で長い時間、活動していてもあまり良い状態ではありません。神経系を休める為にもトレーニングは無理せずに、しっかりと休みましょう。
身体を休めることも立派なトレーニングです。僕は減量期に毎日かなり追い込もうと頑張ってしまいますが、トレーニングとダイエットの食事をお休みの日をつくることで、逆に徐脂肪へと繋がる場合があります。トレーニングもダイエットもストレスなくやっていきましょう。
