食事の大切さについて
こんにちは。パーソナルトレーナーの高木です。
皆さん食事はしっかりと毎日摂取しているでしょうか？
1日3食、2食、1食、それは人それぞれバラバラだと思いますが
食事の大切さについてお話をさせていただきます。
1日1食は筋肉にマイナス？？
1日に1食だとしても自分の体重を維持することができ、血圧が下がるなどの効果がある場合には
マイナスとは言えないと思います。健康増進などが目的で、その人に合っていればいいと思うのですが
筋肉を鍛えている人にはやはりマイナス面が多いと思われます！
まず、食事による代謝のコントロールがあまり効かなくなってしまいます。
食事にはタンパク質の合成のスイッチを入れてくれる役割もあったりするので、その回数が
少なくなるということは、筋肉を発達させる上では不利になってきます！
肉を摂取すると、それに含まれているロイシンなどのアミノ酸が筋肉の中にあるタンパク質の合成を高めます。
アミノ酸を摂取するということは、筋肉をつくるだけのエネルギーも材料もあるという状況をつくることになるので
それを使って機能を増強しようとする反応も起きてきます。しばらく時間が経つと、今度はタンパク質を分解して
エネルギーをつくろうという反応が優位になってきます。
とくにトレーニングをしていない人は、差し引きゼロになって中長期的に現在の体が維持されることになります。
しかし、今よりもより体を強くしていきたいと思っている人は、、タンパク質の合成がONになった状態が
長い方がいいのでボディビルダーなどは1日に4食、5食、6食と食事の回数を増やしていくのが普通になります！
6回全ての合成が起こるとは限りませんが、合成の方にシフトされる回数が少ないよりは多い方がいいので
そこは間違いがないと思われます。忙し時や仕事の時などはなかなか難しいかもしれませんが
6回の中で3回はプロテインなどで摂取していただければ問題はありません！！
または、アミノ酸やサプリメントなどでも大丈夫です。ただし、1日に1食にしている場合はそれ以外の
時間は全てタンパク質が分解されているかというと、そんなことはないと思います。
もしもそうだとしたら1日1食の生活を続けていれば無限に痩せ細くなっていくはずです！
入ってくるエネルギーや栄養が少なくなってくると、体の方が馴化してその食生活で生きていけるように
合わせていくのだと思います。健康的な体をつくるにはエネルギーや栄養をしっかりと摂取していきましょう！！
トレーニング後は筋肉をつくるためにタンパク質が必要？
トレーニングの直後は確かに筋肉の中にタンパク質の合成が上がりますが、その時の合成の材料は
すでに体の中に存在しているアミノ酸なのです。トレーニング前に摂取したアミノ酸はすでに
血液中を流れていたり、筋肉に取り込まれていたりもしています。それを材料として筋肉は合成されていくわけです。
ここで疑問に思ったことはありませんか？
なぜ【トレーニング直後にプロテインを摂りなさい】と言われるのでしょうか？
それは、ロイシンを始めとする数種類のアミノ酸がタンパク質の合成のスイッチをONにしてくれる
働きをもっているからなのです！！トレーニングをするだけでタンパク質の合成はもちろん上がりますが
ロイシンなどのアミノ酸を摂取するとそれがさらに上がっていくのです！
筋肉の材料にはなるわけではないので、トレーニング後のプロテインはそんなに多く飲む必要はありません。
合成のスイッチをONにすればいいのでプロテインは少量で大丈夫です！！
アミノ酸と糖質を一緒に摂ると、輪をかけて合成が上がります。糖質が含まれるているジュースなどの中に
少量のプロテインを溶かして飲んでいくことが合成のスイッチを上げるのに効果的という事になります。
プロテインをジュースに溶かして飲む程度でいいのですから食欲があまりなくても大丈夫なのです。
トレーニングが終わった後の水分補給の一環として考えていただければ何の問題もないでしょう！
激しいトレーニングをした後は、食欲があまりなくなるのは当然のことであります。
しっかりとした食事を摂るのは後回しにしておいて、まず初めに合成のスイッチをONのする為の
アミノ酸をしっかりと補給しましょう。トレーニング後の食事は次回の合成のための材料として使われるので
肉などをたくさん摂ったりするのはトレーニングから1時間～2時間経ってからでも遅くはありません。
トレーニング前にある程度の栄養を補給していた方が良いと思います。
まとめ
健康を維持する為にも食事はとても大切になります。
食事のバランスを良くすればダイエット・減量などもスムーズに進みますし
筋肉を付けたい方・増量したい方は体重もしっかりと増えていきますのでトレーニングも大事になってきますが
まずは、今の食生活を見直してみるのも良いきっかけだと思います。
