グリコーゲンとは??4つの役割と筋トレとの関係性を解説します!!
こんにちは。パーソナルトレーナーの前田です。
本日はグリコーゲンについてご紹介していきます。
グリコーゲンとは
はじめにグリコーゲンについてお話しする前に、糖質という言葉から解説していきます。
糖質と言われても、糖質には沢山の種類が存在します。
なかでも認知度が高いのがブドウ糖やグルコースといったようなものが思い浮かぶ方が多いです。
その他にも果糖、マルトースなど様々な種類の糖質が存在するのです。
そして沢山種類がある糖質は全て、ブドウ糖、グルコースへと変換されていきます。
グルコースとはどういったものかというと、役割として身体に栄養を運ぶという役割があります。グルコースはこれ1つで保存するのが難しいため、グリコーゲンとして体内に保管されていくのです。
そしてグリコーゲンとして貯蔵され、再び身体の為にエネルギーを使う時にグルコースとして血液をめぐって使われていきます。
グリコーゲンの役割
食事から摂り入れた糖質はどううかわれていくのか。グルコースが大きく体内で利用される役割としては4つあります。
1つはエネルギーとして代謝されていきます。
2つ目は筋グリコーゲン・肝グリコーゲンこの2つの材料になる役割があります。
3つ目は体脂肪として身体に貯蔵される
最後に4つ目は尿に溶けて体外へ排出されていきます。
大きく身体に入っあた糖質の役割としてはこの4パターンでりようされていきます。
ここからは1つ1つ細かく解説していきたいと思います。
まず一つ目のエネルギーとして使われるところからです。
食事から摂取したブドウ糖がグリコーゲンとして保管され、そこからエネルギーとして使われていきます。
また全て同じ順番で使われていくのではなく、そのままエネルギーとして使われるケースもあります。
エネルギーとして使われる中で、身体を動かすためだけではなく、食事誘発性熱産生といって食事をする過程で胃や腸だったり臓器が活発に働きます。
その消化吸収の過程で消費されるエネルギーとしてブドウ糖が使われていくのです。
使われるブドウ糖はほんのわずかな量です。摂取した糖質の約6%程が食事誘発性熱産生としてつかわれていくのです。
これは糖質だけではなく、3大栄養素すべてがこういった働きをしていきます。
糖質を摂取した6%程は、消化吸収をするうえのエネルギーとして消費されていきます。
糖質を摂り、食事誘発性熱産生を起こしていき、エネルギー源となる上でビタミンが不足していると上手く身体の機能として代謝されていきません。
特にビタミンB1を摂取していくことを意識していきましょう。
次に糖質の使われ方として、グリコーゲンとして貯蔵されるという点です。
ここでの役割としては食事から摂り込んだ糖質は筋グリコーゲン、肝グリコーゲンとなって筋肉と肝臓に保管されていきます。
これも糖質を摂取したら筋肉にいったん保管され、筋グリコーゲンは主に運動をする時にエネルギーとして使われていきます。
グルコースは、そのままエネルギーとして使うのには難しいので、グリコーゲンとして筋肉のパーツ、肝臓に保管しておくというのがグリコーゲンとしての役割になります。
貯蔵されるグリコーゲンの量ですが、肝臓に蓄えられるグリコーゲンと筋肉に貯蔵されるグリコーゲンの量は違っていて、肝臓に保管されるグリコーゲンの量としては、100g前後と大体決まっているのです。
この肝臓に保管される量ですが、筋肉がある人や、ない人にそこまで変化はありません。
筋肉の量で保管される量が決まるのが筋グリコーゲンの方なんです。
これは筋肉が大きくなればなるほど筋グリコーゲンの貯蔵量は高まります。
骨格筋1gに対して15gの筋グリコーゲンを蓄えることが出来ます。これは勿論、筋肉の部位によっては異なります。
ここで良く間違ってしまうのが、大きい筋肉ほどグリコーゲンを消費するのかといわれたら、実はそうではないのです。
グリコーゲンをエネルギーとしてして消費するのが主に速筋繊維といわれるものになります。
逆に遅筋線維というもんは脂質をエネルギー源として使っていきます。
人間の筋肉は遅筋線維と速筋繊維をくらべてみると、どちらも半分ぐらいになっています。筋肉の全体をみると半分なのが、筋肉ひとつひとつを見てみると速筋繊維が多い部位、遅筋線維が多い部位があったりと、微妙な違いがあります。
速筋繊維を鍛えることで、グリコーゲンの消費が大きくなります。
だからといって、速筋繊維が下半身をやっておけば良いというわけではなく別の部位をやっていてもグリコーゲンは使われていくのです。
順番としてはトレーニングで一番動かしている部位のグリコーゲンが使われていきます。
そして、対象部位のグリコーゲンで賄えないという時に、次に血中を巡っている肝グリコーゲンが使われていくのです。
さらに、これでもエネルギーが足りないという時は別の部位の筋グリコーゲンが使われていきます。
そのため胸のトレーニングをしていても足のグリコーゲンをつかっているのです。
最後に
本日は糖質の使われ方として、重要な点を2つ解説いたしました。
グリコーゲンを含めた糖質の使われ方を知っているだけで、ダイエットやトレーニングの方も変わってくるでしょう。是非この記事を見てご参考にしていただけましたら嬉しいです。
また次回残りの使われ方を含め、糖質の摂取方法など解説していきます。